出雲國 万九千神社 神等去出祭 (7-Dec-2015)

出雲地方では八百万の神々を出雲大社に迎え、全国津々浦々に渡る人生諸般の事柄を決める神議(かむはかり)が執り行われる10月(旧暦)を神在月(かみありづき)と称します。

神議りに際し、毎年旧10月10日には、出雲市大社町の稲佐の浜に於いて八百万の神々をお迎えする神迎祭(かみむかえさい)を、旧10月26日には神議を終えた八百万の神々が全国の社にお立ちになる前にお集まりになる出雲市斐川町の万九千神社(まんくせんじんじゃ)に於いて神等去出祭(からさでさい)をお仕えになり、神在の祭事が締めくくられます。

本動画は、万九千神社にてお仕えになった神等去出祭の模様の一部を抜粋し、ご覧いただいております。
祭事は、午後五時から約一時間に渡ってお仕えになり、宮司が幣殿から磐座(いわくら)を仰ぐ神等去出の扉を閉ざし、梅の小枝を押し当てながら「お立ち」と三唱し、八百万の神々へお立ちの時が来たことを奉告します。
神等去出祭が終わると、八百万の神々は万九千神社にて酒を酌み交わす直会(なおらい)を行い、明朝早くに全国の神社にお帰りになります。

神々が万九千神社にお出でになる旧10月17日より同26日までの10日間は、境内はもとより周辺一帯において祭場の静粛と清浄を保つため、歌舞音曲を慎む”お忌み”という期間に入り、最終日となる26日には特に厳しい戒めをし、神等去出祭が終わると直会の邪魔をすることのないよう、参拝者や氏子はもとより神職・宮司に至るまで、速やかに境内より退出します。

2015.12.7
島根県出雲市斐川町伴川神立
万九千神社